食品安全情報blog過去記事

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ディズニーは「ジャンクフードの宣伝をやめる」

Behind the Headlines
Disney 'to ban junk food adverts'
Thursday June 7 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/06june/Pages/disney-bans-junk-food-adverts.aspx
BBCによると、ウォルト・ディズニーが「TVやラジオやオンライン番組のジャンクフードの宣伝をやめる」。ディズニー社は2015年までに同社の栄養ガイドラインに従わない製品の宣伝を段階的に中止し、同時に果物などのより健康的な食品を促進する。米国の子どもたちの約1/3が肥満または過体重だと推定されている。
映画やテレビのほかにディズニーは一連の子ども番組や全国放送局ABCも運営しているためこの決定は米国の健康的でない食品の宣伝に大きな影響をもつ。ガイドラインでは宣伝に適した内容を規定しており、食品中の砂糖、塩、脂肪に上限がある。宣伝される場合には全ての食事が厳しい基準を満たさなければならない。例えば、ファストフードのハンバーガーは、バーガーやフライドポテトや飲料がそれぞればらばらに基準を満たしていたとしても全体で健康的でない栄養素含量の場合には宣伝できない。
制限の中にはトランス脂肪を添加した場合には宣伝できないというものがある。添加トランス脂肪または水素添加脂肪はケーキやビスケットなどの一部の加工食品に使われている。英国ではほとんどのヒトは推奨レベル以下で、米国ではより多く使われている。
米国大統領夫人Michelle Obamaはこの動きを歓迎し、ディズニーの記者会見で「子どもたちの健康のための大変革」と呼んでいる。