食品安全情報blog過去記事

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「巨大食品企業」に精査が必要−専門家

SMC
‘Big Food’ needs scrutiny – experts
June 20th, 2012.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/06/20/big-food-needs-scrutiny-experts/
PLoS Medicineの特別シリーズで多国籍食品飲料企業「ビッグフード」の影響について検討されている
シリーズのエディトリアルでは、多国籍食品飲料企業が世界の健康課題への影響を強め、肥満増加に大きな役割を果たしているが、その活動については十分精査されていない。
SMCはニュージーランドの専門家の意見を求めた
オタゴ大学ウェリントン校公衆衛生教室Gabrielle Jenkin博士
論文に合意する。ビッグフードはニュージーランドで大きな影響力をもっている。そのせいでジャンクフードの宣伝が規制されていない。企業は個人の責任を主張するが企業の問題を取り上げるべきである。
AUT栄養学教授Elaine Rush
肥満の原因は個人の行動ではなくビッグフードの責任が問われるべきである。
Jim Mann教授
砂糖入り飲料とタバコを比べた場合、砂糖入り飲料の影響は相当少ない。全てを砂糖入り飲料のせいにしても肥満は解決しないだろう。PLoS Medicineの記事は全体を見ていない。砂糖入り飲料の問題は重要ではあるが全てではなくタバコと同じではない。
オタゴ大学マーケティング教授Janet Hoek
タバコと食品を比べるのがフェアだろうか?食生活の個人の責任を強調しすぎているだろうか?