食品安全情報blog過去記事

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韓国の成人の半分以上が、健康機能食品の購入経験あり 

栄養政策課 2012.07.23
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=18264&cmd=v
食品医薬品安全庁は韓国民を対象に健康機能食品利用実態及び認識アンケート調査を実施した結果を発表する。
調査方法は 2012.6.15〜16日まで全国 16ヶ市・道の満19歳以上成人 1,500人を対象に、健康機能食品に対する購買経験、購入金額、購買用途、摂取期間などを確認した。この調査の結果韓国成人の健康機能食品利用実態と認識が年令により異なることがわかった。
〈健康機能食品利用実態〉
健康機能食品を購入した経験があると回答した人は全回答者の半分以上(50.2%)を占めた。年代別では 30代(63.5%)と 40代(58.9%)で購入経験が多い一方、60代以上(36.1%)は低かった。
また, 男性(42.5%) より女性(57.8%)の健康機能食品購買率が高く、 職業別では主婦(63.2%)と一般会社員(58.9%)の健康機能食品購買率が高かった。
購買した健康機能食品種類を年令別に分析した結果、20~30代の若者はビタミン及びミネラル製品選好度が高く85.5% 以上で、紅参製品は 40代(70.8%)で、オメガ-3脂肪酸製品は 50~60代(68%)で、グルコサミンは 60代(43.2%)が主に購入していた。
※ 健康機能食品購買種類に対する調査は複数回答
一方、全体の健康機能食品購買種類別順位はビタミン及びミネラル製品(72.8%)、 紅参(60.7%)、 オメガ3脂肪酸含有油 (57.6%)、グルコサミン製品(28.9%)、アロエ製品(20.7%)だった。
※ ‘11年生産実績順位 (%) : 紅参(52.69%) 〉ビタミン及びミネラル(11.4%) 〉個別認定型(10.5%) 〉アロエ(5.1%) 〉オメガ-3 脂肪酸含有油 (3.7%)
健康機能食品購買に使った1年平均支出金額を調査した結果、 ‘10万ウォン未満’が 32.8%で一番多く次に ‘10万ウォン以上~20万ウォン未満(24.3%)’, ‘20万ウォン以上~30万ウォン未満(14.7%)’ だった。
健康機能食品購買者の 91.5%が自分使う目的で、回答者 5人中 2人は 1年以上継続して摂っていて現代人の自分の健康管理(Self-Health Care)への関心が高いことがわかった。
〈健康機能食品認識〉
健康機能食品と健康食品の違いを確実に理解して購入するという回答者は全体の 40.2%で、全年令層の中で 20代以下(25.8%)が一番低かった。
年令別では 30代(48.0%)で最も多く, 40代(41.8%), 50代(46.5%), 60代(36.4%)で低い。
また健康機能食品認証マークに対する認知度も 36.6%と低くこれも 20代以下(25.5%)が一番低い。年令別では 30代(30.2%), 40代(37.4%), 50代(45.5%), 60代(43.2%)で年齢が高いほど認証マークを確認する。
一方, 健康機能食品は疾病治療目的につかうものではないという事実を理解していた回答者は全体の84.9%に達して高い水準だった。
健康機能食品について服用者の 54.4%が普通, 33.3%が満足しているとし、再購買意思も 74.7%に達していて韓国民は健康機能食品に対して高い価値を認めていることがわかった。