食品安全情報blog過去記事

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「人食い」バスソルトドラッグは「コカイン同様の依存性がある」

Behind the Headlines
'Cannibal' bath salt drugs as 'addictive as cocaine'
Wednesday July 25 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/07July/Pages/Cannibal-bath-salt-drugs-as-addictive-as-cocaine.aspx
Daily Mailによれば「禁止されたバスソルトはコカインと同様の依存性があるかもしれない」。バスソルトとも呼ばれるグループのメフェドロンは脳の報酬系に対してコカインと同じように影響するという。メフェドロン(またはmeow meow)は2010年に英国に合法ドラッグとして導入されて大きなニュースとなった。多くの合法ドラッグは医薬品の販売についての厳しい規制を逃れるため「ヒト食用ではない」植物やバスソルトとして販売されている。メフェドロンは依存性と有害性への懸念があったため内務省が速やかに違法にした。Mailの記事はメフェドロンのマウス行動への影響をコカインと比べて調べた小規模試験に基づく。研究者らはメフェドロンが報酬系に対して大雑把にコカイン同様の影響を示すことを発見した。この知見は興味深いものではあるが特に驚くようなことではない。コカインやクラックやアンフェタミンなどの多くの違法薬物は極めて依存性が高い。メフェドロンも同様であろう。ただしMailの主張である「コカインと同じように依存性」ということを直接調べたわけではない。