食品安全情報blog過去記事

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1日4杯のコーヒーが「大腸がん予防になる」

Behind the Headlines
4 cups of coffee a day 'protects against bowel cancer'
Wednesday August 29 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/08august/Pages/Coffeee-protects-against-bowel-cancer.aspx
「1日6杯のコーヒーで大腸がんリスクが40%減る」とDaily Mailが報道し、Daily Telegraphは「1日4杯で」15%削減と指摘した。このニュースは約50万人のアメリカ人の行動と健康を10年にわたって追跡した長期研究による。研究開始時に参加者は食生活やライフスタイルについての質問に答え、研究者らはその後のフォローアップ期間に直腸結腸がんになった数を調べた。1日に4-5杯コーヒーを飲んでいた人は15%、6杯以上飲んでいた人は26%、全くのまない人に比べてリスクが少なかった。お茶好きとしては残念だがお茶にはリスクの削減はみられなかった。ただしアメリカの研究なので紅茶を飲む人の数は比較的少ない。
これは質の高い研究でコーヒー摂取と大腸がんリスク削減の関連を示唆するものである。しかし関連については、研究者らは効果のある物質の同定を含むさらなる研究が必要だとしている。カフェインには興奮作用があり過剰に飲むと不眠や脱水などの思わぬ副作用につながる可能性があることに注意。
さらに大腸がんのリスクを減らすには、禁煙や運動や健康的食生活などの、より明確に確立されている方法がある。