食品安全情報blog過去記事

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グラスの形が飲む早さに「影響する」

Behind the headlines
Glass shape 'affects' drinking speed
Monday September 3 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/09September/Pages/Glass-size-drinking-speed.aspx
「曲線のあるグラスを使うと早く飲む、と科学者が言う」とSunが報道した。このニュースは人々が平均で曲線のあるグラスからの方がまっすぐなグラスよりアルコールを早く飲むことを発見した研究に基づく。この実験は人々の飲む早さに飲料の種類と使うグラスのタイプがどう影響するかを調べたものである。参加者はストレートグラスから飲む場合の方が同量のアルコールを飲むのに約4分長くかかった。研究者らは飲むスピードとコップの半分を推定する能力に関連があると主張している。ストレートグラスの方が内容量の推定が簡単でどれだけ飲んだかをより正確に判断できるという。曲線グラスの半分量の判断は難しいので早く飲むのではないかと研究者らは主張している。おもしろいことにアルコールを含まないソフトドリンクではどちらでも差がなかった。研究者らは人々がアルコールについては重症中毒を避けるため潜在意識で監視しているのではないかと仮定している。この知見はさらなる研究の価値があるだろう。研究者らが示唆するように、曲線のあるグラスに半分量の目印をつけるのが賢明な飲酒に役立つかもしれない。