食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

鉛の銃弾で撃たれた野生生物についての的はずれ

Off-target on lead-shot game
Posted by MasterAdmin on 12 October 2012
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/off_target_on_lead_shot
Rose Princeが、FSAの鉛の銃弾で撃たれた野生生物を高頻度食べる人への助言についてDaily Telegraphで消化不良の反応をした。彼女は金属を意図的に飲み込むのは馬鹿だけだという。銃弾をはき出すのは無礼ではなく食器に銃弾をはき出す音はこの国では良く聞かれる。狩猟肉のパイに銃弾が入っていてそれをはき出すことができたなら、それはよろしい。しかし我々の研究が見つけたのは弾丸ではなくて、調理の才に既に溶け出しているもののことである。例えば赤ワイン煮では酸性になるため鉛が溶けて簡単に人体に吸収される。さらに鉛の銃弾は野生の鳥の体に入ったときに砕けて断片が分散し、その一部は裸眼では確認できないだろう。さらにRose Princeには悪いが、すべての狩猟肉取扱者が金属探知器を使っているとは言えない。
我々の助言は狩猟肉を高頻度に食べる人、特に妊娠女性や妊娠を予定している人に向けたものである。スーパーで販売されている飼育された動物には当てはまらない。