食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

Natureニュース
Testing magnesium's brain-boosting effects
David Cyranoski
26 October 2012
http://www.nature.com/news/testing-magnesium-s-brain-boosting-effects-1.11665
単純なイオンによる治療法は10年の準備を経てヒト試験に
カリフォルニアのMagceutics of Hayward社によるMagteinが脳のマグネシウムイオン濃度を増やすかどうかという小規模臨床試験が今月初め始まった。この試験はマグネシウムイオンが不安を減らしたり睡眠の質を改善したり記憶や認知機能を変えるかどうかを調べる。しかしたった50人であるため決定的結果にはならないだろう。
Magteinは脳にイオンを導入するためビタミンCの低分子量代謝物と組み合わせてある。
臨床試験データがないにもかかわらず米国では既におよそ10万人がこのサプリメントを使用している。

By Josh Bloom| October 25, 2012
http://www.medicalprogresstoday.com/2012/10/red-bull-%20-%20-%20-%20.php
いわゆるエネルギードリンクが5人の死亡と関連するかどうかFDAが調査中ということで現在ニュースになっている。
問題の商品はサプリメントであるため食品なら表示義務のあるものも表示されず医薬品なら事前承認が必要なのにそれもない。これもサプリメント企業の多いユタ州の議員Orin Hatch が支援したDietary Supplement Health and Education Act of 1994の狂気の1例である。

  • エネルギードリンクの報告は安全政策のギャップを示す

NYTimes
Reports on Energy Drinks Show Gaps in Safety Policy
By BARRY MEIER
Published: October 26, 2012
http://www.nytimes.com/2012/10/27/business/energy-drink-disclosures-expose-gaps-in-safety-policy.html?_r=0
今週明らかにされた2009年以降エネルギードリンクに関連する5人の死亡は、製品の安全性監視における連邦の規制機関と企業の大きなギャップを明らかにした。
FDAは医薬品や医療機器についての有害事象は公開しなければならないがダイエタリーサプリメントについてはそのような規制はない。消費者には知るすべがない。2007年以降メーカーはFDAに死亡や重症例は通知しなければならないことになったが、Monster Beverageは過去4年間で1例しか報告していない。しかしこの同じ時期にFDAには消費者や医師などから20以上の報告を受け取っている。

  • グルテンフリーは一部の人には必要だが他の人にとっては一時的熱狂

Gluten-free needed for some, a fad for others
Sharon Natoli
From:The Australian October 29, 2012
http://www.theaustralian.com.au/news/health-science/gluten-free-needed-for-some-a-fad-for-others/story-e6frg8y6-1226504830797
グルテンフリーダイエットが痩せるのに効果的かどうかについては根拠がない、とJournal of the Academy of Nutrition and Dieteticsの発表された論文が言う
Gaesser GA and Angadi SS. Gluten-Free Diet: Imprudent Dietary Advice for the General Population? J Acad Nutr Diet; 2012 Sep;112(9):1330-3

  • 「人道的懐疑主義の父」PAUL KURTZ 86才で死亡

PAUL KURTZ, PUBLISHER, PUBLIC INTELLECTUAL, AND "FATHER OF SECULAR HUMANISM," DIES AT 86
October 22, 2012
http://www.prometheusbooks.com/public/PKAnnouncement.html
1976年CSICOP設立