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国民の食生活の変化を反映した新しい栄養素基準値設定

食品安全政策課/栄養政策課2012.11.14
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=19061&cmd=v
食品等の表示基準改正案行政予告
食品医薬品安全庁は国民食生活変化を反映した栄養素基準値改訂を主要内容にした「食品等の表示基準」改正案を 11月 13日付けで行政予告した。
※ 栄養素基準値 : 食品の栄養を簡単に比べられるように食品表示に使う栄養素の平均的な 1日摂取基準量
今回改定された栄養素基準値の主要内容は韓国人栄養摂取基準改訂事項を反映し、 ▲タンパク質, 鉄分, 亜鉛など栄養素基準下方修正▲炭水化物, 葉酸, マグネシウムなど栄養素基準上方修正などである
※ 韓国人栄養摂取基準改訂 : 以前栄養素欠乏予防のための最小量基準だったが体内機能を最適化するための十分な基準に変更 - タンパク質は既存 60gから55gに, 鉄は 15mgから 12mg, 亜鉛は 12mgから 8.5mgに下方修正される.

  • 炭水化物は 328gから330g、 葉酸は 250ugから 400ug, マグネシウムは 220mgから315mgに上方修正される.

その他の改訂事項は ▲栄養強調基準中食物繊維などに対して「1回提供量当たり」 基準追加設定 ▲亜硫酸類によるアレルギー表示対象明確化などである
「1回提供量当たり」で表示する栄養成分表示及び CODEX 基準と調和のため, 食物繊維, タンパク質などの「多い」「富む」など栄養素の含量強調基準に「1回提供量当たり」 基準を追加で設定した。
またアレルギー表示対象の亜硫酸類表示は人為的に添加して最終製品に基準(10mg/kg) 以上残留する場合表示するように基準が明確になる.
意見がある場合 12月 2日まで提出することができる.