食品安全情報blog過去記事

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妊娠中の食事に入っている間違った脂肪は「子どもを太らせるかもしれない」

Wrong fat in pregnancy diet 'may make kids fatter'
Friday January 11 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/01January/Pages/Wrong-fat-in-pregnancy-diet-may-make-kids-fatter.aspx
Daily Mailが妊娠中に食べた悪いタイプの脂肪が「子どもが過体重になる可能性を増やす」。「悪いタイプの脂肪」とはこの場合はオメガ6多価不飽和脂肪酸である。オメガ6は必須脂肪酸で人体では作ることができないが脳の発育などに必要なのでひまわり油などで食事から摂る必要がある。この研究は妊娠34週の母親の血中多価不飽和脂肪酸(PUFA)濃度を調べ、子どもが4及び6才での体脂肪を調べた。研究者らはオメガ3とオメガ6の2種類のPUFAに注目した。その結果母親のオメガ6脂肪酸の摂取量が子どもの体脂肪と関連し、オメガ3は関連しなかった。関連があることは因果関係があることの証明ではないことを強調すべきであろう。さらに子どもの体重には母親の脂肪酸摂取よりもっと重要な要因がある−子どもの食生活や運動である。従ってこの研究は現在の妊娠中の女性への食事助言を変えるものではない。