食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

女性の喫煙による死亡リスクは「これまでで最高」

Behind the Headlines
Women's smoking death risk 'highest ever'
Thursday January 24 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/01January/Pages/womens-smoking-death-risk-highest-ever.aspx
Sunが「女性喫煙者の喫煙により死亡する可能性は1960年代にくらべて現在の方が5倍」と報道史BBCニュースは「女性の喫煙による死亡リスクが急上昇」と報道した。これは米国の喫煙者と非喫煙者の死亡率の傾向を数十年にわたって評価した最近の研究に基づく。著者らは女性の喫煙者と非喫煙者の死亡率の違いが1960年代以降増加していることを発見した(これは1960年代にくらべて現在喫煙している女性の喫煙していない女性と比べた死亡率が高くなっているようだということを意味する)。この増加は「マッドマン効果」と呼ばれるもので説明できる−60年代から女性の喫煙スタイルが男性のように変わってきた、つまりより若い年齢で喫煙を開始し1日あたりの喫煙数が増えた。このことをさして著者は「男性のように吸う女性は、男性のように死ぬ」と表現している。つまり肺がん、心疾患、脳卒中で死ぬ可能性が高い。
非喫煙者の死亡は病気の治療の進歩により減っていて長く生きるようになったが喫煙者の寿命は短いままである。
良い知らせは、何歳であろうと禁煙は劇的に死亡率を減らすということである。