食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース等

  • 中国で窒素汚染が急激に増加

Natureニュース
Nitrogen pollution soars in China
Jane Qiu
20 February 2013
http://www.nature.com/news/nitrogen-pollution-soars-in-china-1.12470
新しい研究によれば、中国の農業、輸送、産業による窒素含有汚染物質が30年間で半分以上増加した。アンモニアや酸化窒素は大気中に放出されるとアンモニアや硝酸等の二次汚染物質に変換されて雨や雪とともに降下する。これらは土壌の酸性化を引き起こし有害な藻類の大発生につながり生物多様性を脅かす。しかしこの研究の前には中国での問題の大きさについての直接的根拠はほとんど無かった。

  • 島健康調査の主任が辞任

Fukushima health-survey chief to quit post
Geoff Brumfiel
20 February 2013
http://www.nature.com/news/fukushima-health-survey-chief-to-quit-post-1.12463
Shunichi Yamashitaは核事故の影響についての評判の高い研究を主導したがコミュニケーションのまずさで批判された
Natureにメールで、3月末に辞任すると語った。福島健康管理調査は2011年3月11日に日本の東海岸でおこったマグニチュード9の地震津波により引き起こされた福島第一原子力発電所メルトダウンによるあらゆる健康影響を記録しようとする壮大なプロジェクトである。
長崎の原爆生存者である母をもつYamashitaは日本の放射線による健康影響についての権威の一人である。福島に来る前は日本の原爆生存者や1986年のウクライナでのチェルノブイリ原子力発電所事故の犠牲者の研究に携わっていた。
しかしYamashitaの健康調査の長としての職は論争の的になった。Wolfgang Weissは「彼は最初の数日から困難なスタートだった」という。日本政府が避難勧告をしていてもYamashitaは放射線によるリスクは小さいと主張し混乱を招いた。また福島の住人に、笑っていることで不幸にはならないと語ったことなどの失言がある、と東京のNPO メンバーAzby Brownは言う。Yamashitaは辞任は圧力によるものではなく単に2年の任期を更新しなかっただけだという。福島医大の非常勤として関与は継続する。
(なんかいぢわるな記事)