食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 殺虫剤とミツバチ:Q & A

Sense about science
Insecticides and bees: your questions answered
http://www.senseaboutscience.org/pages/insecticides-and-honeybees-your-questions-answered.html
3月19日2-3時にオンラインQ & A開催
メールなどで質問を募集中

  • プロバイオティクスについての賛否

Probiotics Pros and Cons
Berkeley Wellness | March 06, 2013
http://www.berkeleywellness.com/article/probiotics-pros-and-cons
プロバイオティクスは巨大で拡大しつづけるビジネスで、世界の年間販売額は2016年には420億ドルと予想される。プロバイオティクスという用語は「有益」または「友好的」細菌そのものやそれを含むサプリメントや食品のことを指す。それらは消化を助ける、免疫強化、減量、歯周病予防まで宣伝されている。サプリメントや食品に含まれる友好的細菌はあなたの健康を維持するのか?
支持者はプロバイオティクスは大腸の細菌叢のバランスを整えることで健康によいと主張する。プロバイオティクスに使われる細菌はいろいろで、多くの異なる種や系統がある。それらの生理作用はことなるので健康上のメリットやリスクは違う可能性がある。酵母もプロバイオティクスとして使われる。プロバイオティクス製品は単一系統または複数系統のの微生物を、1日10億から2500億個以上まで摂る。多くの製造業者が自社製品は独自のあるいは組み合わせのプロバイオティクスを含むと宣伝し、しばしば高価である。狂気のプロバイオティクスワールドである
プロバイオティクス入門
大腸には多数の細菌がいてほとんどは特に悪いこともしないか有用である。しかしプロバイオティクス製品を食べた場合に、既に健康であるあなたにとって何か違いがあるか?これは製造業者にあなたに信じて欲しいことではあるがいくつかの根拠を示そう
消化器系の問題
プロバイオティクスを最も良く支持するのは感染症抗生物質の使用などの際の下痢を減らすことである。他に軽度から中程度炎症性腸疾患に一部の系統が役立つかもしれないという報告や便秘のヒトに役にたつかもしれないという報告がある。
免疫や感染
プロバイオティクスが風邪や上部気道感染役立つかどうかについての研究結果は一貫していない。
減量
効果があるという論文はほとんど無い
口腔の健康
ある種の系統が効果があるかもしれないという予備的根拠があるが市販製品にそれが含まれているとはかぎらない。歯磨きの代用になることは期待しない方が良い。
その他
血圧やコレステロールを下げるとかニキビ、潰瘍、尿路感染、がん予防、不安や鬱など多様な宣伝が行われている。しかし根拠は薄弱である。
信じがたい事実
プロバイオティクスがある特定の疾患に有用であったとしても、それには正しい系統を正しい量摂る必要があり、それは科学者ですらよくわかっていない。特定のプロバイオティクスへの反応は人により違うだろう−あなたの最初の腸内細菌や免疫状態などの要因による。さらに製品が表示されている数の微生物を含むという保証はなく、消化に耐えられるかどうかも不明である。生き残っていても腸で十分量のコロニーを作るかどうかはわからない
結論
プロバイオティクスは期待できる研究分野ではあるが、広く一般に薦められるような根拠はない。FDAはプロバイオティクスについて特定の健康強調表示を認めていないし一部の業者の宣伝を誤解を招くものだとしている。さらにEUはプロバイオティクスに関するどのような健康強調表示も認可せず法的対応対象とみなした。

  • グルテンフリーはライフスタイルの一つなのか流行のダイエット法なのか?

USA Today
Is gluten-free a lifestyle or a diet craze?
Nanci Hellmich
March 5, 2013
http://www.usatoday.com/story/news/nation/2013/03/05/gluten-free-diet-popularity/1963715/
多くのセレブがグルテンフリーダイエットについて語るのでアメリカ人のグルテンフリーへの興味が高まっている。市場リサーチ会社NPDグループの最新データによると米国成人の約1/3(29%)が食品のグルテン含量を減らすかグルテンフリーダイエットをしてみたいという。これは1月の最終週に1000人の成人にインタビューして得られた数字で、この会社が2009年に質問を始めてからの最高値である。
一部の人たちはセレブがそうしているのを聞いたからとしている。しかしグルテンフリーはダイエット法ではない。アメリカセリアック病連盟のAndrea Levarioによるとセリアック病患者は約1%である。患者にはグルテンフリー食が処方される。これは一生にわたる病気の治療法の一部で、「一つの選択肢」ではない。米国ではグルテンフリー表示に基準がないので、患者は近い将来定められることを望んでいる。一部の人々はグルテン不耐かもしれない。
実際にグルテンフリーが必要な人以上にグルテンフリーに興味を持つ人がいるのは明白である。これは人々の健康への関心についての最近の傾向を示すものだろう。多くの人は完全にパンを避けているわけではない