食品安全情報blog過去記事

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適切なアルミ食器の使用方法紹介!

添加物基準課 2013.02.27
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=19797&cmd=v
食品医薬品安全庁は軽くて熱伝導性が高く実生活でよく使うアルミニウム鍋とホイルなどについて消費者に正しい情報を伝達するために Q&A 形式の ‘アルミニウム食器について調べましょう!’を製作してホームページに掲載する
このQ&A の主要内容は ▲アルミニウム食器の種類及び製造方法 ▲アルミニウム食器の安全性 ▲アルミニウム食器使用時アルミニウム溶出を減らす方法などである
〈正しいアルミニウム食器使用方法〉
トマト, キャベツなどpHの低い食品を料理する時には、アルミニウムが溶出する可能性があるので使わないほうがが良い.
梅づけ, 醤油, みそや塩分を多く含む食品はアルミニウム容器に長期間保管しないほうが良い
またアルミニウム鍋を洗う時は表面の酸化アルミニウム被膜がはがれないようなるべく金属束子など鋭い金属を使わない方が良い.
新しい製品購入時には水を一度沸かして使えば酸化アルミニウム被膜がさらに堅固になって耐久性が増す。料理時には被膜がはがれないように金属材質ではなく木材など柔らかい材質を使うのが薦められる.
長く使って色相が変化したアルミニウム鍋は酸化アルミニウム被膜がはがれてアルミニウムが溶出する可能性があるので替えて使うのが望ましい.
〈アルミニウム食器の安全性〉
アルミニウムは体内吸収が少なくて大部分腎臓によって体外排出される。過剰暴露では嘔吐, 下痢, むかつきなどを起こす
現在アルミニウム鍋などを料理に使った場合に食品に移行する恐れがある鉛, カドミウムなど重金属に対しては基準•規格を設定して管理している.
※アルミニウム基準•規格 : 鉛(0.4ppm以下), カドミウム(0.1ppm以下), ニッケル(0.1ppm)以下, 6価クロム(0.1ppm以下), ヒ素(0.2ppm以下)
〈アルミニウム食器の種類及び製造方法〉
アルミニウム食器類には鍋, アルミホイル, 使い捨てアルミ容器などがあり、 熱及び電気伝導率が高く食べ物が早く加熱でき軽くてさびない長所がある.
またアルミニウム鍋は陽極酸化(Anodizing)工程により酸化アルミニウム(Al2O3) 被膜を形成し、被膜堅固性を高めるために 95℃ 以上の水や加圧スチームでシーリング処理する工程を経て製造されている。鍋色は陽極酸化プロセスの温度と電圧, アルミニウム合金種類などによって白色, 黄色, 黒色などがある。 .
食品医薬品安全庁はこの情報提供で消費者たちがアルミニウム容器に対して抱いている漠然たる不安感を解消して正しい情報を得る機会になることを期待する