食品安全情報blog過去記事

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妊娠中のビタミンDのメリットに疑問が投じられた

Doubt cast on benefit of vitamin D in pregnancy
Tuesday March 19 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/03March/Pages/doubt-cast-on-benefit-of-vitamin-D-in-pregnancy.aspx
ガイドラインは、妊娠中のビタミンDサプリメント摂取の重要性について誇張している可能性がある」とIndependentが報道した。新聞は妊娠中のビタミンDサプリメントが赤ちゃんの骨を強くするのに役立つという助言と反するように見える英国の大規模研究について報道している。研究者らは母親のビタミンDレベルと子どもの骨のミネラル含量の関連を評価した。ビタミンDは強い骨をつくることとくる病予防に重要で、現在のガイドラインでは妊娠女性は毎日10 microgをサプリメントで摂ることを薦めている。しかしながらこの研究では母親のビタミンDレベルと子どもの骨ミネラル含量に何の関連もなかった。
この研究は子どもの骨のミネラル含量が少なくなることを予防するために妊娠女性がビタミンDサプリメントを摂るべきという強い根拠はないことを示唆する。しかしながらビタミンDにメリットがあるかもしれない他の理由については何も語っていない。妊娠中のビタミンDサプリメントが有益かどうかについてはさらなる試験が必要である。