食品安全情報blog過去記事

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ヨーロッパ迅速警報システムRAPEXの化学リスク評価ガイドラインの提案

Proposals for the guideline on the assessment of chemical risks in the European rapid alert system RAPEX
25.03.2013
http://www.bfr.bund.de/cm/349/proposals-for-the-guideline-on-the-assessment-of-chemical-risks-in-the-european-rapid-alert-system-rapex.pdf
RAPEXは消費者に有害な製品についての迅速で効果的情報交換のために導入された。しかしながら「重大なリスク」があると判断する基準が必ずしも十分定義されていない。既存のガイドラインでは火事や爆発のような短期のリスクと、微生物や化学物質による中−長期のリスクを区別していない。
BfRの視点ではRAPEXシステムは消費者製品や化粧品に含まれる化学物質による「重大な健康リスク」を適切にカバーしていない。そこでBfRは消費者製品の化学リスクを評価する方法を記述したRAPEX通知ガイドラインを採択することを薦める。リスク評価は以下の点を考慮すべきである:その物質のハザード、傷害の重症度、暴露評価。また作成したリスク評価は全ての加盟国がアクセスできるデータベースとして公表すべきである。
微生物学的リスクについてはこのペーパーでは扱わない
ドイツ語フルバージョンは以下から
http://www.bfr.bund.de/cm/343/vorschlaege-zum-leitfaden-zur-bewertung-chemischerrisiken-im-europaeischen-schnellwarnsystem-rapex.pdf