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ミツバチと農薬:委員会はミツバチ保護を強化する計画を推進する

Bees & Pesticides: Commission goes ahead with plan to better protect bees
Last Update : 29-04-2013
http://ec.europa.eu/food/animal/liveanimals/bees/neonicotinoids_en.htm
欧州委員会は、2013年4月29日の投票で15か国から支持されたが特定多数には達しなかったことをうけて、3つの農薬(ネオニコチノイド(NNI)−クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の使用を制限する提案の採択を決定するだろう。
8か国は反対、4か国は棄権だった。
委員会の対応はEFSAがトウモロコシや穀物やひまわりなどのいくつかの作物からのダストや、菜種やひまわりの花粉や蜜への残留、トウモロコシの排水などへの暴露がミツバチにとって「高い急性リスク」があると同定したことへの対応である。
この提案は3月15日のフードチェーンと動物の健康に関する常設委員会で特定多数に至らなかった。
加盟国が合意しない場合には欧州委員会が提案の採択を決定する。委員会の主な提案は:
・3つのネオニコチノイドの、ミツバチにとって魅力的な植物や作物の種子処理、土壌への散布、葉の処理を制限する
・さらに他の認可された使用は専門家に限定する
・例外は温室、野外では花の咲いた後のみに限られる
・制限は2013年12月1日から
・新しい情報が入手され次第、あるいは少なくとも2年以内に3つのネオニコチノイドの認可条件を見直す