食品安全情報blog過去記事

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ハダカデバネズミの「ねばねばした」皮膚ががんを止められるか?

Behind the Headline
Could naked mole rats' "gooey" skin stop cancer?
Thursday June 20 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/06June/Pages/naked-rats-gooey-skin-give-clues-in-cancer-fight.aspx
BBCニュースががんにならない齧歯類が悪性腫瘍の予防や治療の鍵になるかもしれないと報道した。この話は地下で暮らすハダカデバネズミという奇妙な動物についてのもので、ハダカデバネズミ齧歯類としては例外的な30年以上長生きし、がんにならない。この動物について研究していた科学者が、地下のトンエルをくぐり抜けるために伸縮性をもたせる物質が同時にがんにならないようにしているのではないかと考えている。この「ねばねばした」物質は高分子量ヒアルロン酸(HMM-HA)とよばれるもので、ハダカデバネズミの皮膚で作られる。これはおもしろい話であり、HMM-HAの抗がん作用の可能性についてのさらなる研究を導くであろう。しかし実験室での齧歯類の実験からヒトのがんよぼうの成功までには非常に長い道のりがある。
(サプリとかにひっかからないように釘を刺している)