食品安全情報blog過去記事

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油分の多い魚を食べると妊娠中の不安を減らすかもしれない

Behind the headlines
Eating oily fish may lower anxiety when pregnant
Monday July 15 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/07July/Pages/Eating-oily-fish-may-lower-anxiety-when-pregnant.aspx
「妊娠中に魚を食べると出産への不安感が減るかも」とDaily Telegraphが助言する。この話は9500人以上の妊娠女性に食生活と不安の程度を尋ねた研究に基づく。週に1-3回油分の多い魚を食べている女性は、全く食べない女性に比べて高い不安を報告する可能性が低かった。メディアが報道していない知見がある。例えば健康に気を遣った食生活(野菜や果物、オート麦や全粒穀物、魚を多く摂る)や伝統的食生活(野菜、赤身肉、家禽)でも不安レベルはそうでない場合より少なかった、などである。この知見の限界は食生活と不安を同時に評価しているので因果関係はわからないということである。不安であることが食生活に影響する可能性もあるし他の要因が不安と食生活の両方に影響する可能性もある。
しかしながら、妊娠中の健康的でバランスのとれた食生活をすることは母子両方にとって重要である。