食品安全情報blog過去記事

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ANSESの魚や水産物についての助言の要約

A summary of the Agency's recommendations for fish and fishery products
16/07/2013
http://www.anses.fr/en/content/summary-agencys-recommendations-fish-and-fishery-products
魚や水産物は栄養があり、週に2回、そのうち1回は油分の多いもの、を食べることを薦めている。しかしながら魚や水産物は化学物質や微生物に汚染されていることがある。ANSESはこれまでこれらのメリットやリスクについて多数の意見を発表してきた。それらの要約を発表した。
-一般人向け助言
・週に2回、そのうち1回は長鎖オメガ3の多い油分の多いもの(サーモン、サーディン、サバ、ニシン、スモークトラウト)を食べる
・いろいろな産地や種類のものにする
・生体への蓄積が多い淡水魚(ウナギ、バーベル、ブリーム、ナマズ)は月に2回以上は食べない
・新鮮な海水魚を十分加熱する
・生魚を食べるときは:買ってすぐ腸を抜くあるいは買うときにとってもらう、食べる前に冷凍庫で7日間凍らせる
・認可されて監視されている地域由来の貝以外は食べない
・生の魚介類は冷蔵庫から出して2時間以内に食べる

-魚や水産物の保管
・購入してから家に持ち帰るまで保冷バッグを使う
・買ってすぐ腸を抜くあるいは買うときにとってもらう
・冷蔵庫の最も温度の低いところで保管(0-4℃)
・買ったその日あるいは48時間以内に食べる

-感受性の高い集団向けの助言
・生体への蓄積が多い淡水魚(ウナギ、バーベル、ブリーム、ナマズ
若い女性、妊娠可能な女性、母乳を与えている女性、妊娠女性と3才未満の子ども:2ヶ月に1回以下
高齢者や免疫機能が低下している集団:月に2回以下
・天然補食魚(アンコウ、バス、カツオ、ウナギ、ソコダラ、オヒョウ、カマス、シーブリーム、ガンギエイ、太刀魚、マグロなど)
若い女性、妊娠可能な女性、高齢者や免疫機能が低下している集団:特に助言無し
母乳を与えている女性、妊娠女性と3才未満の子ども;最小限に留める
・メカジキ、マカジキ、サメ、ウミヤツメ
若い女性、妊娠可能な女性、高齢者や免疫機能が低下している集団:特に助言無し
母乳を与えている女性、妊娠女性と3才未満の子ども;最小限に留める
・特別に衛生上注意
若い女性、妊娠可能な女性、母乳を与えている女性:一般的助言を参照
妊娠女性と3才未満の子ども、高齢者や免疫機能が低下している集団:生や調理不十分、燻製魚を食べない、調理済み甲殻類は食べない(自分で調理)