食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

Institute of Food Science and Technology
Trans fatty acids
http://www.ifst.org/science_technology_resources/for_food_professionals/information_statements/tfa/

  • 英国下院環境食料農林委員会 

食品の汚染に関する5番目の報告書
House of Commons
Environment, Food and Rural Affairs Committee
Food Contamination
Fifth Report of Session 2013–14
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201314/cmselect/cmenvfru/141/141.pdf
英国における加工または冷凍牛肉製品のウマ肉汚染について
広範な検査の結果、汚染は限られた範囲の比較的少数であることがわかった。EU全体での検査では1%以上のウマ肉を含む製品は検査したものの4.66%だった。
消費者の冷凍または加工肉部門への信頼は低下し、政府は企業と協力してこれに対応する必要がある。
汚染は一部の事業者が経済的利益を得るために詐欺行為をしたことによることが示唆される。事件から6ヶ月たって英国やアイルランドで誰も起訴されていないのが残念である。EUが詐欺による利益より罰金が高くなるよう提案していることに賛成する。
一方ウマ肉のフェニルブタゾンについては英国が最も陽性結果が多かった。これは懸念材料である。
以下いくつかシステムなどの改善点を提案。

  • 謎のGM小麦の探索が激化

Hunt for mystery GM wheat hots up
Natureニュース
Heidi Ledford
17 July 2013
http://www.nature.com/news/hunt-for-mystery-gm-wheat-hots-up-1.13392
担当者は遺伝子組換え作物の出所を突き止めたい
オレゴンの農家が農場で未承認遺伝子組換え小麦を発見して韓国と日本の輸入禁止の引き金となってから約3ヶ月たった。収穫のシーズンが始まり、孤発事例であることが判明し、韓国は輸入を再開した。
しかしこの植物の出所を探っているUSDAにとって謎は生々しいままである。問題の品種の性質については数週間以内に明らかになるだろう。それにより何故そこに生えていたかの手がかりになる可能性がある。ARSのJames Moyer所長は、「誰が実行したかを知ることはできないだろうが、遺伝子型を知ることで少し絞り込むことができるだろう」という。
5月に発見されてから、USDAの科学者はこの植物が除草剤耐性「ラウンドアップレディ」小麦MON71800であることを突き止めてきた。モンサントは、遺伝子組み換え小麦が混入した米国の小麦を海外のバイヤーが買わなくなると農家が懸念したことから2005年にこのプロジェクトを中止している。米国では商業栽培が認められている遺伝子組み換え小麦はない。モンサントは16州400ヘクタール以上で行われた野外試験の種子は保管または破棄されていると言っている。
モンサントはMON71800の種子を各地域の気候や日長や病気の状況に最適化された市販品との交配用にブリーダーに出荷している。USDAの研究者らはオレゴンで見つかった小麦の数百のマーカーを調べて256の野外試験品種との同定を試みている。オレゴン州の近くが由来なら事故、遠いところからなら誰かが意図的に運んで植えたことが示唆される。
しかし品種の同定は難しい。
モンサントは既にこの汚染が妨害活動によるものという説明をありそうだとしている。GM反対活動家は通常破壊活動を行うが、違法に実験場に侵入して種子を集めることもできる。この見方を、Natureが取材した科学者はあまり支持していない。

  • NSW政府はアルコールの宣伝を取り締まる

NSW govt cracks down on alcohol promotions
July 18, 2013
http://news.ninemsn.com.au/national/2013/07/18/10/41/nsw-govt-cracks-down-on-alcohol-promotions
新しいガイドラインでは未成年者へのソーシャルメディアインタラクティブ技術を使ったアルコールの宣伝、無料提供、クーポンでの大幅値引きなどは禁止される

  • インドで給食を食べて22人の子どもが死亡

22 children die after eating school lunch in India
July 17, 2013
http://www.usatoday.com/story/news/world/2013/07/17/india-children-deaths/2523727/
子ども達の年齢は5-12才。給食内容はコメ、豆、大豆、ジャガイモ
12才の少女は大豆とジャガイモを食べて腹痛になったと言っている
調理は学校のキッチンで行われた
怒った村人はデモを行い学校近くの店や会社を閉鎖させ警察の車4台を焼いた
州教育大臣は予備的調査ではコメに使われた有機リン系農薬が疑われ、調理の前に洗っていなかったという。しかし村人は問題があったのはコメではなくて大豆とジャガイモだと言っている。現在食品や調理器具を調べている

Wall Street Journalは23人
Tainted School Lunch Kills at Least 23 Indian Children
Updated July 18, 2013,
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323993804578611272207737576.html
子どもたちの症状は嘔吐、失神、口から泡
学校の調理士が女性校長に調理油の色と臭いがヘンだと言っていた。子ども達も苦情を言っていた。調理士も味見して病気になって入院した。警察は校長とその夫も調べている。校長は食材を時々夫の食料品店から買っていた。

  • インセンティブとしてこれはどう?ドバイは1キロ減量につき1gの金(きん)を払う

How’s this for incentive? Dubai weight-loss drive promises to pay a gram of gold for every kilo lost
13/07/17
http://life.nationalpost.com/2013/07/17/hows-this-for-incentive-dubai-weight-loss-drive-promises-to-pay-a-gram-of-gold-for-every-kilo-lost/
肥満の増加対策として、30日チャレンジで2kgから上限なしで1kg体重を落とすたびに1gの金(現在の価格45ドル)を払う
(お金持ちだからできることだけどお金持ちだからあまりいいインセンティブにはならないのでは?)