食品安全情報blog過去記事

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食品と接触する物質としてのCarnobacterium maltaromaticumと酸性フクシンを用いた時間−温度指標システムの使用に関する安全性評価についての科学的意見

Scientific Opinion on the safety evaluation of a time-temperature indicator system, based on Carnobacterium maltaromaticum and acid fuchsin for use in food contact materials
EFSA Journal 2013;11(7):3307 [10 pp.].
25 July 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3307.htm
チルド食品の時間−温度指標システム。酸性フクシン以外は食品添加物や心悸食品成分として認可されている。酸性フクシンは細菌の遺伝子突然変異試験では陽性でin vitro小核試験では陰性である。In vivo試験がないため遺伝毒性の可能性は排除できないが、小袋のプラスチックがバリアとなり、食品包装の外側に使用されるため食品への移行が妨げられる。従って安全上の懸念はない。