食品安全情報blog過去記事

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油の多い魚は関節リウマチリスクを減らすかもしれない

Behind the Headlines
Oily fish may reduce risk of rheumatoid arthritis
Tuesday August 13 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/08August/Pages/Oily-fish-may-reduce-risk-of-rheumatoid-arthritis.aspx
Guardianが「魚を食べると関節炎のリスクが半分になる」と報道した。スウェーデンの研究で油の多い魚を定期的にたくさん食べている女性が関節リウマチになりにくいことを発見したためである。研究者らは長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取量を評価するために10年離れた2つの時期の食生活について尋ねている。そして6年後の関節リウマチ発症を調べた。食事からのオメガ3脂肪酸の摂取量が1日0.21g以上だとそれ以下の場合より関節リウマチ発症リスクが52%低かった。これは週に1回油の多い魚、あるいはタラのような油の少ない魚は週に4回、食べることに相当する。しかしながらこの研究方法では魚を食べることが関節リウマチ予防になることを証明することはできない。しかし定期的に魚を食べることには心血管系疾患リスクを減らすなどの多くのメリットがある。