食品安全情報blog過去記事

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肥満の母親の子どもは早死にするかもしれない

Behind the headlines
Children of obese mums may die younger
Wednesday August 14 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/08August/Pages/Children-of-obese-mums-may-die-younger.aspx
過体重または肥満の母親の子どもの健康についてしらべた研究がメディアの見出しになった。BBCニュースは「肥満または過体重母親から生まれた子どもは早く死ぬ可能性が高い」とした。この研究は1950年から1976年に出産したスコットランドの女性28540人について調べたものである。妊娠中に全ての女性のBMIを測定している。子ども37709人は成人期の死亡や入院記録を同定した。その結果過体重または肥満の母親の子どもはフォローアップ期間になんらかの理由で死亡する可能性が高く、特に55才未満で死亡する可能性が高かった。また心血管系疾患による入院も多かった。妊娠中の体重と子ども健康の関連は複雑で多くの要因がある。明らかに環境要因もあるし遺伝要因もある。理由はともかく、女性が妊娠を計画する場合には妊娠中毒リスクを減らすために健康体重になることが重要であろう。