食品安全情報blog過去記事

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食事からの銅の摂取がアルツハイマーと関連するかもしれない

Behind the headlines
Dietary copper intake may be linked to Alzheimer's
Tuesday August 20 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/08August/Pages/Dietary-copper-intake-may-be-linked-to-Alzheimers.aspx
Daily Telegraphが新しい研究で高濃度の銅が脳の重要なタンパク質の影響を阻害する可能性を示唆したとして「食事由来の銅がアルツハイマー病の引き金を引くかもしれない」と警告した。このタンパク質はLRP1と呼ばれ脳からアルツハイマーに強く関連するアミロイドβを除去するのに役立つ。しかしながら問題の研究は特別に交配されたマウスでのものでヒトの脳で同様の変化があるかどうかわからない。この研究は赤身肉や貝、ナッツ、野菜果物などの銅を多く含む食品を避けるべきという根拠にはならない。銅が足りないと骨がもろくなったり甲状腺機能が亢進したりする可能性がある。この研究は新薬のさらなる研究のもととはなるだろう。