食品安全情報blog過去記事

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コーヒーの摂りすぎは「早期死亡」につながるか?

Can excess coffee intake lead to an 'early grave'?
Friday August 16 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/08August/Pages/Can-excess-coffee-intake-lead-to-an-early-grave.aspx
「1日に4杯以上のコーヒーは早期死亡リスクを増やす」と、大規模、長期、しかし欠陥のある研究を根拠にDaily Telegraphが警告する。メディアの注目を集めたこの結果は週に28杯以上のコーヒーを飲む55才以下の男性の早期死亡リスクが、コーヒーを飲まない同年代に比べて56%高く、女性では2倍になるというものである。55才以上および少ないコーヒー摂取量の群ではリスクの増加は見られなかった。
しかしながらこの研究では喫煙のような他の交絡因子の影響で関連が弱くなることも発見している。このことは大量のコーヒーを飲むことが一般的に健康でないライフスタイルの兆候でありそのことが高い死亡率の原因である可能性がある。この研究だけではコーヒーを飲む量を減らすことで長生きできるとか、毎日グランデを3杯飲むことが直接有害であることの証明にはならない。しかしながら一般的にそのような大量のコーヒーを飲むことは薦められず、寿命を短くすることはないにしても不安やいらいら、不眠などにつながる可能性がある。
(写真の説明Coffee – nail in the coffin?)