食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

果物は糖尿病リスクを下げるかもしれないがジュースは上げるかもしれない

Behind the headline
Fruit may lower diabetes risk while juice may raise it
Friday August 30 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/08August/Pages/fruit-may-lower-diabetes-risk-while-juice-may-raise-it.aspx
Daily Expressが「糖尿病対策のための新しい食事療法:生鮮果物がリスクを1/4減らす。」と報道し、同時に「フルーツジュースはリスクを上げる」と警告した。この報道は米国の大規模専門家健康研究に基づく。研究者らは少なくとも週に3単位の果物を食べることが2型糖尿病のリスクの2%低いことと関連することを見いだした。糖尿病リスクの削減との関連は果物により異なる。最も上がブルーベリーで、ブルーベリーを週に3回追加で食べることは糖尿病リスクの26%削減と関連した。ブドウやレーズン、プルーン、リンゴやナシ、バナナ、グレープフルーツもより小さな数字ではあるがリスク削減に関連した。週に3回フルーツジュースを飲むことは約8%のリスクの増加と関連した。
この研究には多くの強みがあるが、摂取量が自己申告であり正確ではない可能性がある。特に定期的に食べるものではない場合に問題がある可能性がある。この研究は1日5単位の野菜や果物を食べる、そのうちジュースは1日1単位のみ、のメリットを支持する。