食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 母乳研究関連

NYT
マザーロード:親になることの冒険
他人の母乳であってもまだ母乳が「ベスト」?
Is Breast Still ‘Best’ When It’s Another Mother’s Milk?
October 21, 2013 By KJ DELL'ANTONIA
http://parenting.blogs.nytimes.com/2013/10/21/is-breast-still-best-when-its-another-mothers-milk/?_r=0
子どもが養子だったり病気などの理由で母乳を与えられない場合、多くの親はミルクを選ぶ。しかし一部の人たちが母乳バンクや誰かの母乳を求める。Pediatricsに発表された研究でウェブサイトで購入した母乳に細菌が多く一部にはサルモネラも検出されたことを報告する。これをきっかけに母乳について再考する。
TIME
私はそれでもオンライン母乳を信頼する
I Still Trust Online Breast Milk Sites For My Baby
Oct. 22, 2013
http://ideas.time.com/2013/10/22/why-i-still-trust-online-breast-milk-sites-for-my-baby/
子どもに30人の女性の母乳を与えてきたフロリダの母親の話。母乳があまり出なかったので助産師に勧められたという。
(そこまでして母乳にこだわる理由がよくわからない。しかも殺菌はダメとか乳母のように直接他人が子どもに授乳するはダメらしい)

  • くる病予防のため子どもにビタミンDを与えるべき

Children should be given vitamin D to prevent rickets
24 Oct 2013
http://www.telegraph.co.uk/health/10400461/Children-should-be-given-vitamin-D-to-prevent-rickets.html
ビクトリア期に蔓延してその後ほぼ無くなっていたくる病が過去15年間で増加している。
子どもたちが屋外で活動しなくなったこと、親が紫外線による皮膚がんを心配しすぎていつでも日焼け止めを塗っていることなどが挙げられている

  • オーストラリアは皮膚がんによる死亡を減らすため全ての州で日焼けマシンを禁止

Australia bans sunbeds in every state in a bid to slash deaths from skin cancer
23 October 2013
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2473198/Australia-bans-sunbeds-state-bid-slash-deaths-skin-cancer.html?ITO=1490&ns_mchannel=rss&ns_campaign=1490
日曜日にクイーンズランド政府が来年13月31日までに市販の日焼けマシンを全面禁止にすると発表した。この発表は他の州に続くもので、これで全ての州になった。
日焼けマシンと皮膚がんの関連は極めて明確で、他にブラジルや北米各州で日焼けマシンは違法とされている。
(並ぶとおもしろい。いかに「適切に怖がる」が難しいか。)

  • ‘Dr Death’ドラッグが2人の友人を30分間隔で殺した

‘Dr Death’ drug kills two friends 30minutes apart
Wednesday 23 Oct
http://metro.co.uk/2013/10/23/dr-death-drug-kills-two-friends-30minutes-apart-4159129/
Chris Goodwin, 30才とEmma Johnson, 21才がオールナイトパーティでPMA(パラメトキシアンフェタミン)をスピード(アンフェタミンメタンフェタミン)と間違えて致死量の約5倍摂って死亡、他に3人の友人が薬物とアルコールの影響で治療を受けている

  • Tescoは約3万トンの食品が「無駄になっている」という

Tesco says almost 30,000 tonnes of food 'wasted'
21 October 2013
http://www.bbc.co.uk/news/uk-24603008
大手スーパーマーケットTescoが2013年前半6ヶ月で約3万トンの食品廃棄だったと発表した。
そのうち21%は野菜や果物、41%はベーカリー製品である。
また自社データと企業のデータを用いて、英国食品産業全体では袋入りサラダの68%が無駄になっていてそのうち35%は顧客が捨てていると推定している。
現在小さなパックにすることで廃棄を減らす努力をしている

ScienceDaily
Herbal, Weight Loss Supplements, Energy Drink Associated With Liver Damage, Liver Failure
Oct. 14, 2013
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/10/131014093539.htm
San Diegoで開催された米国消化器病学会の78回年次会合で発表された4つの別々の症例報告で、ハーブサプリメント、痩身サプリメント、エネルギードリンク摂取と重症肝障害、時に肝不全が関連することが示された。
症例報告1:SlimQuickと劇症肝不全
52才の特に病歴のない女性、3週間の絶食ダイエットのあとでSlimQuickを2日使用して肝臓移植。SlimQuickは緑茶抽出物が主成分
症例報告2:ブラックコホシュによる肝毒性で初期肝硬変
44才女性。月経困難症のために1ヶ月前からブラックコホシュを使用して初期の肝硬変になったが使用を中止して改善
症例3:無糖エネルギードリンクを1年摂取して急性肝不全
36才男性。毎日3缶Rockstar無糖を1年間飲んでいた
症例4:Ripped Fuelによる肝障害
36才女性。3週間この痩身用サプリメント(ハーブ抽出物、カフェイン、カカオを含む60%フラボノイドの製品)を使用。

  • 遺伝子組換え作物安全性研究の最近10年の概要

An overview of the last 10 years of genetically engineered crop safety research
Alessandro Nicolia et al.,
Critical Reviews in Biotechnology
http://informahealthcare.com/doi/abs/10.3109/07388551.2013.823595
植物の遺伝子組換え技術は30周年を迎え遺伝子組換え作物の開発に大きな進歩があった。遺伝子組換え作物の安全性はその採用のためには重要で多くの研究があるがしばしば人々の議論では無視されている。ここに最近10年の、分類した論文リストを提示する。これまで行われた科学研究では遺伝子組換え作物の使用に直接関連する意味のあるハザードは一つも検出されていない。