食品安全情報blog過去記事

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酸のレベルが高いと2型糖尿病に「なりやすい」

Behind the Headlines
Type 2 diabetes 'more likely' with high acid levels
Thursday November 14 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/November/Pages/Type-2-diabetes-more-likely-with-high-acid-levels.aspx
Mail Onlineが「肉を食べ過ぎると、同時に野菜や果物をたくさん食べていても糖尿病リスクが上がる」と報道した。この見出しは食事中の酸負荷と2型糖尿病の関連についてフランスの6万人以上の女性を14年調べた研究に基づく。食事中の酸負荷は、食品や飲料を人体が分解した時にどれだけの酸が生じるかを示す。肉は食事酸負荷が高い。直感には反するかもしれないが多くの果物は酸性ではあるが消化されると実際には酸負荷を減らす。
この研究では食事酸負荷の高さと糖尿病リスクの高さに関連があった。しかし多くの見出しとは違って、肉や野菜や果物の摂取量を調整しても食事酸負荷の高さは糖尿病リスクの増加と関連した。このことは特定の飲料や食品が重要なのではなく全体のバランスが大切であることを示す。「なにごともほどほどに」といういつもの役にたつアドバイスに基づいた健康的な食生活が重要である。