食品安全情報blog過去記事

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ミルクや乳製品は世界の貧しい人々の栄養を改善する可能性がある

Milk and dairy hold potential for improving nutrition of world’s poor
26 November 2013
http://www.fao.org/news/story/en/item/203977/icode/
新しい本「ヒト栄養におけるミルクと乳製品Milk and Dairy Products in Human Nutrition」を発表
バランスのとれた食生活の一部として、ミルクや乳製品は重要なエネルギー、タンパク質、脂肪の摂取源である。
この本では近年ミルクや乳製品について提示されている環境や健康への懸念についても対応している。特に健康上の懸念については、文脈をみることの重要性を指摘している。主に先進国で取りざたされている健康への懸念の多くは、カロリーの高い食品の摂り過ぎなどのような乳製品に特異的な問題ではない。乳糖不耐は集団毎に頻度が異なるが多くの人はヨーグルトやチーズなどは食べられる。環境影響については関係者の協力を呼びかける。-FAQ
http://www.fao.org/fileadmin/user_upload/newsroom/docs/Milk%20and%20Dairy%20Q&A.pdf
PDF版
http://www.fao.org/docrep/018/i3396e/i3396e.pdf
電子書籍は以下から
http://www.fao.org/publications/e-book-collection/en/
共役リノール酸やトランス脂肪についての記述もある
基本的に栄養以外の意味で健康への特別なメリットもデメリットも立証されていない。健康的な食生活にとってはバランスと多様性が基本。
消費者は食生活が健康にとって重要であることについては気がつき始めたがいろいろなところから矛盾したメッセージを受け取って困惑している。
(「牛乳はモー毒」http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20080924/p1みたいな論外な説への反論はないからね)