食品安全情報blog過去記事

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毎日の砂糖摂取量は減らすべき、という研究

Behind the headlines
Daily sugar intake should be cut, study finds
Wednesday December 11 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/12December/Pages/Daily-sugar-intake-should-be-cut-study-finds.aspx
Daily Telegraphが「砂糖の摂取量は1日にティースプーン5杯までに半減すべき」と報道し、一方Mail Onlineでは1日にティースプーン7杯以下という。どちらの報道も砂糖と虫歯の関係を調べたレビューに基づくもので、砂糖の摂取量が1日の総カロリーの10%以下だと虫歯の頻度が低いことを見いだした。大雑把にこれは標準的コーラ1缶に相当する。
飲み物に加える砂糖のことだけを指すとみなす可能性があるので、論文の「スプーン1杯」という言い方は誤解を招き役にたたない可能性がある。砂糖は卓上の砂糖として食べるだけではなくケーキやクッキーや炭酸飲料にも含まれる。また砂糖がはいっていなさそうな食品にも含まれることがあるので表示を見るのは良いことである。砂糖入り飲料や食品は虫歯だけでなく糖尿病や肥満にも寄与する。現在の助言は、砂糖は1日の総カロリーの10%以下にするように、というものでこれは男性なら70g女性なら50g程度となる。ただし個人の体格や運動量によって異なる。