食品安全情報blog過去記事

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Berkeley Wellnessから

Supplements: Tell Your Doctor!
by Berkeley Wellness | December 17, 2013
http://www.berkeleywellness.com/supplements/other-supplements/article/supplements-tell-your-doctor
あなたが薬を飲んでいて、さらにハーブやその他のサプリメントを使用しているなら、医師や薬剤師に相談すること。多くのサプリメントに医薬品との相互作用が知られている。
手術の前には特に。

Folate for Depression?
by Berkeley Wellness | December 17, 2013
http://www.berkeleywellness.com/supplements/vitamins/article/folate-depression
食事からの葉酸摂取量が少ないあるいは血中葉酸濃度の低いヒトに鬱の率が高いという観察研究があるが、葉酸サプリメントを与えた場合の結果は一致しない。コクラン共同計画のレビューでは鬱治療の補助としての葉酸の根拠は「限られる」としている。
鬱に関連する多くの生化学的、遺伝的、ライフスタイル、および栄養影響を分離するのは困難である。さらに血中葉酸濃度の低さは鬱の原因ではなく結果である可能性がある。つまり鬱になると食生活が貧弱になる。
高価な抗鬱作用があると称する「医療用食品」が販売されているが本当かどうかはさらなる研究が必要である。

(最近ニュースになっていたけれど
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3360.html
もともとうつ傾向のある人は、食事パターンや自殺のリスクがうつによって影響を受けている可能性があります
ってちゃんとかいてあるんだが報道は「「野菜中心」の食事で自殺半減」一辺倒)

  • グルコサミンとコンドロイチン

Glucosamine and Chondroitin
by Berkeley Wellness | December 17, 2013
http://www.berkeleywellness.com/supplements/other-supplements/article/glucosamine-and-chondroitin
グルコサミンとコンドロイチン硫酸は人体が作る化合物で軟骨の形成と維持に関与する。普通グルコサミンサプリメントは貝殻、コンドロイチンはウシの骨由来である。
最新研究
2006年に政府によるグルコサミン/コンドロイチン関節炎介入試験(GAIT)の結果、グルコサミン塩酸もコンドロイチン硫酸も単独でも組み合わせても痛みやその他の症状の改善にはプラセボと有意な差はなかった。2008年にはこの研究でさらに軟骨のクッション性の消失への影響についても有意差がないことが報告された。興味深いことにグルコサミンとコンドロイチンは単独で使用した場合より組み合わせた場合のほうが悪い。
2008年にはオランダの研究でも関節炎の痛みや動きの悪さにグルコサミンが効果がないことが報告された。
2010年には質の高いノルウェーの研究でグルコサミンがプラセボと差がないことが報告された。
2010年後半にBMJに発表されたヨーロッパのメタ解析でもグルコサミンもコンドロイチンも単独でも組み合わせてもプラセボより良くはなかった。
これらの研究により、2012年の米国リューマチ学会のガイドラインでは、骨関節炎の患者にコンドロイチン硫酸を使用しないことを薦めている。
一方2013年の別のメタ解析では骨粗鬆症による膝の痛みにグルコサミンは効果がないと結論したが硫酸グルコサミンは機能を改善するかもしれないとした。
基本
グルコサミンやコンドロイチンのことは忘れよう