食品安全情報blog過去記事

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コーヒーは記憶の一側面に役立つかもしれない

Coffee may aid aspects of memory, study finds
Monday January 13 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/01January/Pages/Coffee-may-aid-aspects-of-memory-study-finds.aspx
多くの学生の試験が近づいている時にIndependentは「合格の秘密は試験勉強後のラージエスプレッソ」という幾分疑わしい見出しを載せた。しかし報道されている研究はカフェインの摂取と記憶増強についての関連を見いだしたものではあるが効果は一貫していない。この研究は18-30才の160人の参加したもので、200mgのカフェイン錠剤(およそインスタントコーヒー2カップ)を与えると、学習して1日後の検体のわずかな違いを識別する能力が増強されることを示した。しかしどれが1日前に見たものと全く同じでどれが新しいかを思い出すことは強化されず、増強作用は検査内容により一貫していない。これはカフェインの記憶への作用が極めて特異的であることを示す。あるいは有意差は偶然かもしれない。この研究は子どもの学習やアルツハイマーなどの記憶障害についてのものではない。この結果は再現性を確認する必要がある。試験が近づいているのであれば水を飲んだ方がよい。カフェインは一部の人に不安や落ち着きの無さのような副作用がある。メリットはリスクと天秤にかける必要がある。