食品安全情報blog過去記事

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砂糖が肥満流行の原因か?

Is sugar causing the obesity 'epidemic'?
Wednesday January 15 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/01January/Pages/sugar-obesity-qa.aspx
先週Daily MailやIndependentが「砂糖が新しい煙草」と引用し砂糖が見出しを飾った。多くのニュースが砂糖の摂取量の多さと肥満や糖尿病の増加の関連を報道した。この報告は新しく作られたキャンペーン団体Action on Sugarによる。Action on Sugarは添加された砂糖が2型糖尿病やメタボリック症候群、脂肪肝のリスクを増やすという根拠が増加しつつあると警告している。
別にいくつかの新聞が専門家によるフルーツジュースは砂糖が多すぎるので1日5単位のひとつに数えるべきではないという意見を紹介している。
Action on Sugarとは何か?何を求めているか?

反論は?
主に砂糖業界が出資しているSugar Nutrition UKはWHOの2013年のレビュー「体重の増加はカロリーの過剰摂取に関連し、砂糖に特異的ではない」と結論していることを引用している。
砂糖は本当に「煙草と同じくらい有害」なのか?
新聞の見出しはSimon Capewellの言葉による。しかし英国人の肥満に関連する問題は一つの要因だけによるものではなく、煙草と比較するのはあまり役にたたない。煙草と違って、適量の砂糖は健康的でバランスのとれた食生活の一部になりうる。英国人は食べ過ぎている。
ジュースは?
政府の助言は100%の砂糖を加えていないジュース150mLが1日5単位のうちの1単位として数えられるというもので、どんなにたくさん飲んでも1単位以上にはならない。
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