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「善玉」コレステロールは「悪玉」に変わり得る、研究が発見

Behind the headlines
'Good' cholesterol can turn 'bad', study finds
Monday January 27 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/01January/Pages/Good-cholesterol-can-turn-bad-study-finds.aspx
BBCニュースが、コレステロールを「善玉」と「悪玉」に分類するのは複雑な物事の過度の単純化だと示唆する米国の研究を報道して「善玉コレステロールにも心臓発作リスクを上げるイヤな側面がある」と報道した。
HDLは善玉、LDLは悪玉とされてきた。この研究では特定の状況ではHDLも動脈壁の炎症を誘発しうる根拠をみつけた。HDLの成分であるapoA1というタンパク質が血管壁のプラークにある酵素で酸化されて炎症を促進する。この知見は一部のHDL濃度を上げる医薬品の試験が失敗した理由を説明するかもしれない。しかしこの研究の結果はコレステロール摂取に関する現行の助言を変えることはない