食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

妊娠中の暴飲は「子どもの行動に影響する」

Pregnant binge drinking 'affects child's behaviour'
Monday January 27 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/01January/Pages/Pregnant-binge-drinking-affects-childs-behaviour.aspx
Mail Onlineが「妊娠中に一回の暴飲が何年も後に子どもを傷つける。母親がワインをグラス2杯以上飲むと子どもの行動に問題のある可能性が高い」と報道した。妊娠中の暴飲は明白に赤ちゃんに良くない。しかしMailが報道した研究は妊娠中に暴飲すると子どもが7才になったときの多動や行動上の問題がほんの少し増えていたというものである。この影響は臨床的に意味があるほど強くはない。またデンマークの研究ではアルコール1ユニットが12gで英国の8gより4g多いことにも注意が必要である。
妊娠中の女性は断酒を試みるべきである。飲むのであれば一度に飲む量は1-2ユニット、週に1-2回を超えないこと。
この研究はこのガイドラインを支持するが、この研究の結果で妊娠に気がつく前にうっかり飲んでしまった女性がパニックになる必要はない。