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妊娠•授乳中の母親、カルシウムと鉄の摂取量は不足してナトリウム摂取量は高い - 妊娠•授乳中の母親の食物摂取調査の結果を発表 –

食品危害評価課 2014-02-20 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=22965&cmd=v
食品医薬品安全処は妊娠•授乳中の食品摂取状況を調査した結果,エネルギー摂取量とカルシウム、鉄の摂取量は不足な一方ナトリウム摂取量は高いことがわかり、バランスのとれた栄養摂取が必要だと発表した.
‘11年から ’13年まで妊娠・授乳中の総 2,048人の食品摂取量分析結果は以下のようである
○ 妊婦の 1日平均エネルギー摂取量は 1,915kcalで勧奨量の 82.5%、授乳中の場合 2,100kcalで勧奨量の 92.2% だった
特に, 妊娠・授乳中の 10人中 2人が朝食を抜いている
○ 栄養素摂取量分析の結果, 妊婦はカルシウムと鉄の摂取量が一日勧奨量(カルシウム:930mg, 鉄:24mg) のそれぞれ 60.5%と 58.8%、授乳中の場合カルシウム摂取量が一日勧奨量(1,020mg) の 62.8%に過ぎず食品やサプリメントによる補充が必要であった。
一方ナトリウム摂取量は一般女性と同じく一日勧告量(2,000mg) の 200% 以上と過多だった
特に妊婦はナトリウム過多摂取は高血圧によるむくみなどが現われることがあるので気を付けなければならない.
○ その他妊娠・授乳中の身体活動量を調査した結果、大多数が 1週間に重度以上(少し息切れする程度)の身体活動を全くしないこと、母乳授乳により月平均 0.4kg体重が減少し、出産前の体重に自然に回復するのに役立っていることが示された。
食薬処はこの調査結果を食品安全及び栄養管理と有害物質リスク評価基礎資料として活用して行く計画である。