食品安全情報blog過去記事

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高用量の大麻の方が依存性が高いという根拠はない

Behind the headlines
No proof that high-dose cannabis is more addictive
Thursday March 20 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/03March/Pages/No-proof-that-high-dose-cannabis-is-more-addictive.aspx
Mail Onlineが「高力価大麻を吸うヒトは有効成分THCをより多く吸う」と報道した。このウェブサイトは“skunk”のような、特に強力なタイプの大麻の習慣的、ヘビーユーザーを対象にした小規模試験を報道している。強力な植物を吸っている人たちは一回当たりの煙や大麻の使用量が少ないのかどうかを見ようとした。大麻の有効成分はTHCで、強力なものはTHCが多く、薬物依存と関連することが報告されている。しかしある流派では「強力大麻神話」と呼ばれる、強い大麻は摂取量を調節しようとして吸う量が減ると主張する。オランダの研究者らは強力大麻の使用者は煙を吸う量は少なかったがTHC暴露量は多いことを見いだした。しかしながらTHC暴露と依存リスクの用量依存関係は証明されていない。