食品安全情報blog過去記事

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ある炭水化物がカロリーの高いものへの欲望を抑えることができるか?

Could a carbohydrate curb calorific cravings?
Wednesday April 30 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/04April/Pages/Could-a-carbohydrate-curb-calorific-cravings.aspx
Daily Telegraphが「「食欲を抑える」分子が発見されたので空腹をなくす錠剤ができるかも」と報道した。このニュースは発酵性炭水化物(消化が困難だが腸内細菌は使えるもの)についての研究に基づく。マウスにイヌリンまたはセルロースを加えた高脂肪食を与えたところ、イヌリン群の食べる量と体重が少なかった。マウスの脳の研究でイヌリンを細菌が分解して作る酢酸が脳の食欲抑制に関与する部位に影響することを見いだした。ヒトでの効果を確認するにはさらなる研究が必要である。