食品安全情報blog過去記事

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FDAは乳児用ミルクの製造基準を設定した最終規則を発表

FDA Issues Final Rule Setting Manufacturing Standards for Infant Formula
June 9, 2014
http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm400182.htm

  • FDAは乳児用ミルクを守るための最終ステップに踏み出す

FDA Takes Final Step on Infant Formula Protections
June 9, 2014
http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm048694.htm
FDAは製品が安全で乳児の健康的な成長をサポートするため乳児用ミルクの製造業者を監視している。その任務のための6月9日に製造基準を設定する最終規則を発表した。基準には有害微生物検査を含むCGMP、製品が身体的成長を支持することを事業者に証明を求める、市販前と賞味期限の最後に最終製品の栄養含量の検査をする、などを含む。
母乳を与えることが薦められ多くの母親もそれを望んでいるが米国のほとんどの乳児は栄養の一部を乳児用ミルクに依存している。生まれたときからミルクを飲んでいる乳児は100万人、3ヶ月までには270万人が少なくとも一部はミルクを飲んでいると推定される。
乳児用ミルクには3種類あり、最も安価な粉ミルク、液状濃縮ミルク、最も高価なすぐ飲めるミルク、がある。またミルクによりタンパク源は異なる。
FDAの栄養基準は乳児の栄養所要量を満たすよう定められている。また通常製造業者はFDAの最小基準より多く栄養を定めている。従って乳児用ミルクを与えられている赤ちゃんは低鉄ミルクでなければ追加の栄養を必要としない。
安全上の問題
・調乳。ほとんどの場合1分沸騰させてからさました水道水を用いるのは安全である。熱い湯で作った場合は体温までさますこと。
・ボトルや乳首。最初に使うときは滅菌するのもいいかもしれない。その後は食洗機や石けん水を使って手で洗う
・水。正確に表示されている量を使う
・ミルクの温度。栄養上ミルクを温めるのは必須ではない。ミルクを温めるのに最良の方法は湯煎やストーブの上に置くことで電子レンジは使わないこと。局所的に熱くなって赤ちゃんがやけどする。
・使用期限。この日にちを過ぎたら与えないこと
・保管。説明されている
・冷凍。薦めない。成分が分離することがある。
(日本のミルクの与え方って温度は必ず体温前後とかほ乳瓶は毎回消毒とかものすごく神経質。母乳関連もとにかくこうあるべきみたいな圧力が強すぎる。)