食品安全情報blog過去記事

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FVO査察報告書

EE Estonia – Contaminants
http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7166
2014年3月18-28日にエストニアで行われた査察。食品の汚染物質の公的管理を確認し、実施を評価し、調査結果の情報を集めることを目的とした。公的管理のための設備、リスクに基づいたサンプリング、検査計画があり、情報を共有する手段が定められている。だが、初期の生産段階での公的管理とその適切な訓練、実験室の試験能力が欠けている。初期の生産段階の管理に関しては、2015年にリスク評価予定である。

  • パナマ―動物用医薬品の管理を含む生きた動物及び動物製品の残留物質及び汚染物質の管理評価

PA Panama - evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7030
2014年2月4-13日に実施された、生きた動物と動物製品の残留物質と汚染物質の管理を目的とした査察。養殖エビに関しては、残留物監視計画(RMP)はEU指令の要請に即しているが、サンプル数と分析物質の範囲はまだ完全に指令に即していない。RMPで違反結果はないが、調査組織はEU基準を満たすべきである。水産生物用の医薬品の管理も一般的に効果的であるが、一部欠陥がある。

  • ベルギー――油、脂肪、それら由来製品を含む飼料チェーンのハザード同定とリスク管理対策の評価

BE Belgium - evaluate measures in place for the identification of hazards and management of risks along the feed chain including for oils, fats and products derived thereof
http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2013-6748
2013年11月18-27日にベルギーで実施された飼料チェーンのハザード同定と関連リスクの効果的な管理を確認するための査察。飼料の安全性に関する以前の推奨に応えて取り組んだ改善の有効性も評価された。概ね良好だが、飼料チェーンへの食品副産物の供給の公的管理は今でも発展の初期段階にある。対象外の飼料に抗コクシジウム薬が入るリスクを制限するために飼料事業者が導入した方法が十分ではない。

  • スペイン――油、脂肪、それら由来製品を含む飼料チェーンのハザード同定とリスク管理対策の評価

ES Spain - evaluate measures in place for the identification of hazards and management of risks along the feed chain including for oils, fats and products derived thereof
http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2013-6752
2013年11月19-28日にスペインで実施された飼料チェーンのハザード同定と関連リスクの効果的な管理を確認するための査察。全体として、公的管理システムは飼料チェーンに従う管理者がハザード同定及び関連リスクを適切に管理することを常に確実にすることができない。なぜなら、a) 公的管理に優先順位をつける時、全てのリスクが考慮されるわけではない。b) 到着した材料や飼料の取り扱い中工程に関連したハザードの同定に関する欠点を検出するのに失敗した。c)抗コクシジウム薬や動物用医薬品での相互汚染を最小にするために管理者が導入する方法が効果的であると保証できない。