食品安全情報blog過去記事

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朝食は「1日のうちで最も重要な食事ではない」

Breakfast 'not the most important meal of the day'
Tuesday August 26 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/08August/Pages/Breakfast-not%20the-most-important-meal-of-the-day.aspx
Mail Onlineが「結局朝食は1日のうちで最も重要な食事ではないかも」と報道した。
朝食が1日のうちで最も重要な食事、という概念は「食べてすぐ泳ぐな」とか「雨に濡れると風邪をひく」といった類の様々な生活の知恵のひとつである。しかしその根拠は?
38人の人に6週間定期的に朝食を食べてもらった新しい研究では昼まで何も食べない場合と比べてその日の代謝や食事パターンに意味のある影響はなかった。また実験終了時に体重や体脂肪、心血管系健康指標(コレステロールや炎症マーカーなど)にも差はなかった。
この研究にはサンプルサイズの小ささや期間の短さなどの欠点がある。全体としてこの研究だけで毎日12時前には何も食べないことを薦めることはない。少なくともお腹がすくと不機嫌になったり活動的でなかったりするだろう。