食品安全情報blog過去記事

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アクリルアミドとフランの調査結果発表

Acrylamide and furan survey results published
1 September 2014
http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/12970/acrylamide-and-furan-survey-results-published
FSAは英国で販売されている広範な食品中の製造副生成物であるアクリルアミドとフランの量を調べた最新の調査結果を発表した。
この調査は欧州委員会の食品中アクリルアミドとフランの量を調べることを薦めに対応したものである。2011年11月から2013年12月までの間に集めた556製品を調査した。このうち544はアクリルアミドを、266はフランを調べた。報告されたアクリルアミドとフランの量はヒト健康へのリスクについて懸念を増すものではなく、FSAは消費者向けの助言を変更しない。
これまで同様、この調査結果はEFSAに送付される。
報告書は以下から
Acrylamide and furan in a range of UK retail foodstuffs
http://www.food.gov.uk/science/research/surveillance/food-surveys/food-survey-information-sheets-2014/acrylamide-and-furan
アクリルアミドは(μg/kg)
すぐ食べられるフレンチフライ38-1091
ポテトチップス 162-2231
家庭調理用プレ調理フレンチフライ 77-3067
野菜チップ 491-2795
フランは
コーヒー/コーヒー代用品 0.07-5029

傾向としてはフライドポテトやポテトチップスは減少しているが他はあまり変わらないか増加
個別の商品名も公開されている
(オーガニックとかグルテンフリーとか添加物云々とかいろいろ宣伝していることとアクリルアミド含量は全く関係ない。リスクの大きさは圧倒的にアクリルアミドなのだけれど無添加とか宣伝してる人たちは食の安全に関心があるわけではないので。製品によりばらつきが大きいけれど表示されているわけでもなく、消費者にできることはFSAの言うとおり、いろいろなものを食べること。)