食品安全情報blog過去記事

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保健省は2014年のシーズンで初めて西ナイル症例を報告

Health Department Reports First Human Cases of West Nile Virus Infection for 2014 Season
Monday, September 8, 2014
http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2014/pr031-14.shtml
特に60才以上のニューヨーカーは蚊に刺されないよう予防対策を
保健省はニューヨーク市住民5人の西ナイルウイルスによる患者を確認した。全員が50才以上で2人はブルックリン、他はそれぞれクイーンズ、スタテン島そしてマンハッタンである。3人は入院し髄膜炎と診断されたが全員退院している。
さらにブロンクス、ブルックリン、クイーンズの近傍は西ナイルウイルスの活動が増加しているため9月10日午後8時から次の朝6時までの間に殺虫剤を散布する。悪天候の場合順延。散布地域は表。
散布するのは合成殺虫剤Anvil® 10+10の低濃度で、適切に使用された場合ヒト健康にリスクとはならない。保健省は直接暴露量を減らすために以下の予防対策を薦める。
・可能なら散布時には屋内に留まるように。
・エアコンはつけたままでいいが殺虫剤が入ってくるのを減らしたければベントを閉じるか再循環モードを使う
・子どものおもちゃや屋外遊具等をしまう。もし殺虫剤がかかったら洗う
・殺虫剤がかかった皮膚や衣服は洗う。農作物はいつでも食べる前に良く洗う
(Anvil® 10+10はスミスリンとピペロニルブトキシドが10%ずつの製品)