食品安全情報blog過去記事

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喫煙者の自宅は「北京と同じくらい汚れている」

Behind the headlines
Smokers' homes 'as polluted as Beijing'
Tuesday October 21 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/10October/Pages/Living-with-a-smoker-as-bad-as-living-in-Beijing.aspx
「喫煙者と暮らすことは汚染された街に住むのと同じくらい悪い」とBBCニュースが報道した。スコットランドの研究者が喫煙者の家庭の粒子状物質PM2.5)の濃度を推定し、北京のような汚染のひどい都市と同じくらいであることを見いだした。PM2.5は2.5ミクロンより小さい粒子のことで大気汚染物質の一種である。サイズが小さいので肺の異物防御系をくぐり抜けて侵入し傷害を与える可能性がある。喘息や肺がんなどと関連する。
研究者らは喫煙者の家庭の平均PM2.5濃度は非喫煙者の家庭の約10倍で、喫煙者の家庭が禁煙すればPM2.5摂取量は70%以上減ることを発見した。生涯にわたる影響は喫煙者と一緒に暮らすことは汚染のひどい都市に住むことと同程度である。中国都市部では喘息の急増が報告されている。
あなたが喫煙者なら、理想的には今すぐ禁煙すべきである。できないあるいはしたくないなら、子どもと一緒に住んでいるなら特に、戸外で吸うこと。