食品安全情報blog過去記事

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その他

  • EUは国毎のGM作物禁止を可能にすることに近づく

ScienceInsider
E.U. moves closer to enabling national bans on GM crops
By Tania Rabesandratana 12 November 2014
http://news.sciencemag.org/environment/2014/11/e-u-moves-closer-enabling-national-bans-gm-crops
欧州議会メンバーが昨日個々の政府が自国でのGM作物の栽培を拒否できる規則案に合意した。この計画はGM賛成と反対の国を和解させて欧州で栽培されるGM作物を増やすことになるだろう。
しかしバイオ企業は落胆し多くの科学者も同調している。我々は科学に基づいたリスク評価をして安全なら使用し安全でないなら使用しない。他の理由で禁止できるならシステム全体の科学的根拠が損なわれるだろう。

  • ポッドの問題:洗剤中毒リスクへの懸念に対する企業の反応

Pod Problem: Industry Responds to Concerns about Detergent Poison Risks
By Ernie Smith / Nov 12, 2014
http://associationsnow.com/2014/11/pod-problem-laundry-detergent-poison-risks/
中毒リスクについての警告への業界の反応
American Cleaning Institute
American Cleaning Institute Response to Pediatrics Study on Childhood Accidents with Liquid Laundry Packets
http://www.cleaninginstitute.org/aci_response_to_study_on_childhood_accidents_with_liquid_laundry_packets/
事故予防のための教育やガイドラインがあると反応
Procter & Gambleは昨年デザインを変更している(外からパックが見えないように)
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20141111#p6の続報。でもアリエールのパッケージは透明なんだけど。アメリカでだけ対応するの?見えていたら気になって当然でしょう?この子次は椅子持ってくるよね?
http://vip.myrepi.com/gelball/caution/

  • Queen's大学の教授が風車報告書に異議を唱える

Queen's University professor disputes wind turbine report
November 12, 2014
http://www.torontosun.com/2014/11/12/queens-university-professor-disputes-wind-turbine-report
Amherst島での風力発電開発反対を支持している重要な専門家であるQueen's大学物理学名誉教授John Harrisonがヘルスカナダの報告書を批判。風車のノイズでストレスや不眠などが報告されているのに健康影響がないとしているなど科学的なものではなく政治的なものである、と。
(http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20141110#p11の件)

ニュース
鬱:心の変化
Depression: A change of mind
Emily Anthes 12 November 2014
http://www.nature.com/news/depression-a-change-of-mind-1.16325
認知行動療法は最も良く研究された心理療法のひとつであるが研究者らはそれがどうして効果があるのか理解するのに苦労している

医学研究:もし鬱ががんだったら
Medical research: If depression were cancer
Heidi Ledford 12 November 2014
http://www.nature.com/news/medical-research-if-depression-were-cancer-1.16307
鬱の研究は苦戦しがんの研究は盛んである−しかしバランスは変えられる
もしも人の苦しみが最も医学的に注目すべきことを決定する指標であったなら、鬱はリストの上位になるだろう。3億5000万人以上が鬱で、世界で最もよく見られる病気の一つであり、最大の身体障害の原因であり自殺を試みる人の2/3もが鬱病である。しかししばしば無視されてきた。
なぜ鬱はがんに比べて注目されず研究もされないのか?ひとつは鬱病患者はがん患者のように大きな声を上げて活動することができない、またひとつは社会的烙印がある。この状況を変えようとする動きはある

メンタルヘルス鬱病の世界
Mental health: A world of depression
12 November 2014
http://www.nature.com/news/mental-health-a-world-of-depression-1.16318
(日本や韓国の鬱病が少ない??)
•Mental health: Depression needs large human-genetics studies
12 November 2014
•Depression: The best way forward
12 November 2014

  • プレーン包装は徐々に受け容れられている−専門家の反応

SMC NZ
Plain packaging accepted over time – expert responds
November 13th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/11/13/plain-packaging-accepted-over-time-expert-responds/
オーストラリアの研究によると、履行後、タバコのプレーン包装には一部の喫煙者が反対しているものの多くは許容し支持すらしている
ニュージーランドではまだ議論の最中であるがオーストラリアでは2012年に導入されたタバコのプレーン包装についての喫煙者の態度調査がTobacco Controlに発表された。規制導入前は28.2%だった支持者が49%に増加した。
オタゴ大学マーケティング学部Janet Hoek教授
この研究の知見は少なくとも2つの理由で重要である:研究はしっかりしたもので良く配慮されている、プレーン包装が驚くほど支持を増やしている
また禁煙したいと思っている喫煙者のプレーン包装支持が多いことも示した。我々は多くの喫煙者が喫煙を始めてしまったことを後悔していて止めたいと思っていることを知っている。プレーン包装は彼らを後押しできる。
この研究結果はニュージーランドの政策にとっても重要であろう。