食品安全情報blog過去記事

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Erin DownieはBonsoy裁判の2500万ドルでの示談後恐ろしい健康問題について語る

Erin Downie tells of frightening health issues after $25 million Bonsoy settlement
November 25, 2014
http://www.news.com.au/lifestyle/health/erin-downie-tells-of-frightening-health-issues-after-25-million-bonsoy-settlement/story-fneuz9ev-1227134341013
Erin Downieは入院して手足が動かせない最も重症の時ですら健康によいと信じてBonsoyを飲み続けた。
脱毛、歯茎からの出血、動悸、手足を動かせないなどの恐ろしい症状が、Ms Downieが信じて毎日飲んでいたBonsoy豆乳が原因であることがわかったのは2年後だった。
彼女は26才で妊娠し、他の多くの母親と同じように、赤ちゃんの健康のために最良のことをしたいと思った。彼女は乳糖不耐だったため、毎日1-2カップのBonsoyを飲み始めた。「私はそれが最良だと宣伝されていたから、妊娠後に飲み始めた」と彼女はnews.com.au.に語った。娘を出産後、母乳の出が悪くて母乳コンサルタントが飲み物を多く摂るように勧めたため2-3カップに増やした。その後4週間で健康状態が悪化し髪の毛が抜け歯茎から出血し鼓動が早くなり腫れ物だらけになった。さらに体重が急減したり急増したりした。医師の診察を受けたところ甲状腺(ホルモン)レベルが極めて高いと言われた。数ヶ月後には意識不明で入院した。医師は脳卒中心筋梗塞と考えた。約1年寝たきりだった。
何がおこったのか誰もわからなかった。この時点ではBonsoyを飲み始めて2年になっていた。そして2009年12月にこの製品がリコールされ、Ms Downieは閃いた。「私は寝たきりの時ですらそれが毒だと知らずに飲み続けていた。私は腹が立った。」
Ms Downieは集団訴訟の筆頭原告となり、月曜日に2500万ドル(25億円くらい?)で決着した。オーストラリアの史上最高記録である。オーストラリアでの販売業者Spiral Foodsと日本のMuso と Marusan-Ai Coが責任を認めず賠償することで合意した。
集団訴訟では安全でない量のヨウ素(昆布由来)がBonsoy豆乳に添加されていたと主張している。ヨウ素は1杯で1日推奨摂取量の50倍であった。
集団訴訟に参加したのは約500人。Ms DownieはBonsoyを中止して5年経つがまだ完全には回復していない。彼女は今自己免疫疾患で慢性疲労を患っている。「病気にならなければもっと子どもが欲しかったのに。キャリアも夢も失った。私の人生の7年は完全に破壊された。」
企業は2500万ドルを支払うがそれがどう個人に分配されるかは不明。また和解は1月29日に行われるヒヤリングで最高裁判所に認められる必要がある。
娘は健康。

(特に注目。「健康食品」による健康被害の典型事例なのだがさらに特筆すべきはこれらの会社は「和食」イメージで売り込んでいたこと。むそうはマクロビ。「和食が健康に良い」などと言ってる人たちは少しは学習しないのだろうか。
どっちの会社もこの裁判については何も言ってない
ttp://www.muso-intl.co.jp/
ttp://www.marusanai.co.jp/
しかもここでは
ttp://www.muso-intl.co.jp/enkaku.php
2009年(平成21年)オーストラリアで豆乳(ボンソイ)販売が急伸
って書いてある。健康被害を出したことには触れない。これが「日本の伝統」?)