食品安全情報blog過去記事

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砂糖入り飲料を水に代えることは糖尿病リスクを減らすかもしれない

Replacing sugary drinks with water may reduce diabetes risk
Friday May 1 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/05May/Pages/Replacing-sugary-drinks-with-water-may-reduce-diabetes-risk.aspx
Daily Telegraphが「オレンジスカッシュを紅茶に代えると糖尿病リスクが減る」と報道した。この広く報道されているニュースは英国の約25000人の成人での飲料の選択と2型糖尿病リスクについての関連を調べた大規模研究である。砂糖入り飲料由来のカロリー摂取量が多いほど、そしてソフトドリンクや甘い乳飲料を多く飲むほど2型糖尿病になりやすかった。この研究には数の多さなどたくさんの強みがあるが、主な限界は、減らそうとはしているものの他の要因が関与している可能性があることである。彼らのデータに基づき、研究者らは砂糖を入れない飲料や水に交換できれば糖尿病リスクが最大25%減る可能性があると推定している。我々は肥満が2型糖尿病のリスク要因であることを知っているし健康体重維持がリスクを減らすことも知っている。砂糖入り飲料は驚くほどカロリーの高いものがあり、それを水に代えることは目標達成の一つの方法であろう。