食品安全情報blog過去記事

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フィールドからの報告:合成カンナビノイドの使用に関連する有害健康影響報告の増加−米国、1−5月2015年

Notes from the Field: Increase in Reported Adverse Health Effects Related to Synthetic Cannabinoid Use — United States, January–May 2015
MMWR, June 12, 2015 / 64(22);618-619
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6422a5.htm?s_cid=mm6422a5_w
2015年4月6日に、CDCは米国中毒情報センターへの合成カンナビノイドの使用に関連する電話が増えたことを報告された。全ての中毒情報センターの月ごとの電話数を全国中毒データシステムで追跡すると、合成カンナビノイドの使用に関連する有害健康影響の可能性のある報告が2015年の1月の349件から2015年の4月の1501件に330%増加していた。そこで2015年の1月から2015年の5月までの情報を解析した。この間中毒情報センターには合成カンナビノイドの使用に関連する3572件の電話があり前年同時期の1085から2295増加した。特に多かったのは4月中旬で5月末には前年レベルに低下した。80.7%が男性、年齢がわかっている場合の中央値は26才だった。合計15人が死亡。