食品安全情報blog過去記事

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食品添加物としてのソルビン酸(E 200)、ソルビン酸カリウム(E 202)、ソルビン酸カルシウム(E 203)の再評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the re-evaluation of sorbic acid (E 200), potassium sorbate (E 202) and calcium sorbate (E 203) as food additives
EFSA Journal 2015;13(6):4144 30 June 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4144.htm
ソルビン酸ソルビン酸カリウムに遺伝毒性はなく、亜急性及び亜慢性、慢性毒性試験ではラットで最大9 200 mg/kg body weight (bw)/dayまで有害影響は見られていない。ソルビン酸カルシウムの遺伝毒性のデータがないこととソルビン酸ナトリウムの遺伝毒性陽性データからソルビン酸カルシウムについてはグループADIに含めない。ラットの二世代生殖毒性試験のNOAEL 300 mg kg bw/dayに安全係数100を採用してソルビン酸ソルビン酸カリウムの暫定グループADIを3 mg sorbic acid/kg bw/dayとした。(これまで25 mg sorbic acid/kg bw/day)。報告されている使用量と分析の結果から推定される暴露量は多くの集団でこの値を超えない。